『爺さんとふたり』第32話 天の助け
街が爽やかな新緑へと変わり始めた今日この頃。まるで夏のような日差しに、昨年の
酷暑を思い出す方も多いと思います。
暑さで体調を崩さないよう、適度に運動、食事、そして睡眠と、季節の変化にあわせ
て体調を整えていくことが私の目標です。
さて、前回は…
ホームを退所しなければならないことになり、「新たな施設を探す」か、「在宅での
介護」かの選択に迫られました。どちらにしても険しい道のり。頭を抱える私に、訪
問看護師Hさんがこんな言葉をかけてくれました。
「在宅介護でもやれると思いますよ。私たちが全面的に協力します。後はあなたの気
持ちだけですよ」
この言葉に背中を押され、私は爺さんを家に連れて帰ることを決心したのでした。い
よいよリアル介護の日々の始まりでした。
本日は、
『爺さんとふたり』 第32話「天の助け」
をお送りいたします。



いかがでしたでしょうか
「家に連れて帰る」と決心したものの、「ひとりで介護できるのか」と、不安は募るばかりでした。考え抜いた結果、出した結論は「家族は心の支えに、実際の介護はプロに任せよう」というもの。
とはいえ、24時間ひとりで在宅介護はやはり厳しい…。悩む私に、ケアマネジャー、主治医、訪問看護師らから「介護施設のシュートステイ制度を組み合てみては?」という提案が。1か月の半分ほどを施設、半分を自宅で、というものでした。異存はありませんでした。
心は決まったものの、在宅介護での最大の難関は早朝と深夜のヘルプでした。ヘルパー派遣を行う訪問介護事業所は増加しているとはいえ、早朝、深夜のヘルパー派遣を行っているところはほとんどありませんでした。万策尽きかけていたところ、「残るはここだけ」とケアマネジャーが連絡をした最後の事業所から、なんと「お受けいたします」という返事。「まさに天の助け!」でした。
こうして、爺さんを自宅で看る態勢が整ったのでした。
次回は 2026年5月15日(金) 第32話「賽は投げられた」午前10時頃更新予定です。
次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!
