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『爺さんとふたり』 第36話「父の暴走」

『爺さんとふたり』 第36話「父の暴走」

2026/07/01

梅雨… この時期は油断しているとなんでも傷んでしまうので気が抜けません。
なのに… 先日、お味噌汁をだめにしてしまいました。よりにもよって自分が好きな
具材の時に。
たっぷり作ったお料理を、食べずに捨てる瞬間ほど悔しいことはありません。
お味噌汁に限らず、食べ物には十分注意して美味しくいただきましょう。

さて前回は…

とうとう始まった在宅介護。身体的介護は「プロ」であるヘルパーや看護師に任せ、
精神的な支援は「家族」である私が担う、という形になったものの、日中、夜間、一
人で介護を担う私にとって、大きな課題はオムツケアでした。
オムツの世話をした経験がない独身の私にとっては、まさに「未知の世界」。在宅介
護に切り替えることを躊躇した理由の一つも、オムツケアでした。とはいえ、腹を括
らねばなりません。まずは、ヘルパーさんのケアの様子を観察させてもらうことにし
ました。

ヘルパーさんの介護技術は、「流石」の一言でした。
施設などでのオムツ交換は、通常、尿取りパットだけ交換して終わり、となるのです
が、ヘルパーさんは違いました。シーツを濡らすことなく、テキパキと局所をお湯で
洗い流してくれるのでした。その手際の良さは、まさに「プロの技」でした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第36話「父の暴走」

をお送りいたします。





いいかがでしたでしょうか

「家に帰れて、感無量」と涙していた爺さん。しかし、その涙が乾く間もなく、暴走
が始まります。
爺さんとは、居間と私の寝室を呼び出しコール機でつなぎ、いつでも用事があれば駆
けつけるようにしていました。すると、1日4回のヘルパー訪問の他、訪問看護師や訪
問入浴、見舞客などの合間を縫って、爺さんは何度もコールを鳴らします。
一番困ったのが、帰宅後3日目から始まった真夜中のコール。ほぼ1時間ごとにお呼び
がかかります。駆けつけると、「ここはどこなんだ?」。何とかなだめても、1時間
後にまたコール。私は眠れません。
4度目のコールで私はとうとう堪忍袋の緒が切れたのです。

次回は 2026年8月1日(土)  第37話「夜中の大バトル」午前10時頃更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』第35話「プロの技」

『爺さんとふたり』第35話「プロの技」

2026/06/15

台風上陸や梅雨入りなど季節は移り、もう6月。1年の半分があっという間に過ぎようとしています。
この時期、思い起こすのは正月に立てた目標です。「今年こそは」と意気込むものの、毎年ほぼ達成出来ていません。毎度「あと半年もあれば達成できるだろう」という甘い考えが頭をよぎるのです。今年はその考えを打破すべく、ハードルを下げた目標を立てたものの、いまだ達成していません。気が付けは12月、という事態だけは避けたいので、今日からチャレンジ!

さて前回は…

約10カ月の間、入院、骨折、寝たきり、危篤、人工呼吸器装着からの復活、退院、老人ホーム入所という激動の日々を乗り超えた爺さんが、ようやく念願の帰宅を果たしたお話でした。在宅介護になった爺さんは、1カ月のうち2週間を自宅、残り2週間をショートステイとして介護施設で過ごすことになりました。
施設から自宅へ到着した爺さん、ケアマネジャーさんから「ご気分は?」と声を掛けられると、「感無量‼」と言って泣いたのでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第35話「プロの技」

をお送りいたします。






いいかがでしたでしょうか

とうとう始まった在宅介護。身体的介護は「プロ」であるヘルパーや看護師に任せ、精神的な支援は「家族」である私が担う、という形になりました。
しかし、日中と夜間のヘルパーさんが居ない時間帯は基本的に私が一人で対応しなくてはなりません。この時間帯での主な仕事はオムツ交換。
オムツの世話をした経験がない独身の私にとっては、まさに「未知の世界」。在宅介護に切り替えることを躊躇した理由の一つも、オムツケアでした。とはいえ、腹を括らねばなりません。まずは、ヘルパーさんのケアの様子を観察させてもらうことにしました。
施設などでは通常、尿取りパットだけ交換して終わり、となるのですが、ヘルパーさんは違いました。シーツを濡らすことなく、局所をお湯で洗い流してくれるのでした。その手際の良さは、まさに「プロの技」でした。

次回は 2026年6月15日(月)  第36話「父の暴走」午前10時頃更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』第34話「感無量!!」

『爺さんとふたり』第34話「感無量!!」

2026/06/01

最高気温を更新する日々ですが、沖縄では5月4日頃に例年よりも早い梅雨入りをしたそうです。
去年は雨が全くと言っていいほど降らなかったように記憶しています。高温多湿の毎日には辟易しますが、水不足に悩まされない程度には恵みの雨をお願いしたいと思います。
このブログを読んでくださっている皆様におかれましては、熱中症対策など十分気を付けてお過ごし下さい。

さて前回は…

寝たきりの爺さんを自宅で介護するー。
そんな私の決意を支援するため、訪問看護をしてくれる診療所、2か所の訪問介護ヘルパーステーション、在宅入浴サービスの担当事業所、ショートステイで使用する施設と介護用品レンタル事業所の計6事業所、そしてケアマネジャーと主治医が自宅に集まりサービス利用会議が開かれました。その協力態勢は有難く、心強いものでしたが、いよいよ未知なる世界に飛び込む緊張感が私を襲ってきたのも事実でした。
しかし、賽は投げられました。爺さんが居心地よく過ごせる療養部屋もなんとか整い、ついに、爺さんの引っ越しの日を迎えたのです。

本日は、

『爺さんとふたり』 第34話「感無量!!」

をお送りいたします。








いいかがでしたでしょうか

とうとう迎えた引っ越し当日。爺さんはやや興奮気味で、前夜も眠りが浅く何度もナースコールを押したそうです。
これまで約10カ月の間、爺さんは入院、骨折、寝たきり、危篤、人工呼吸器装着からの復活、退院、老人ホーム入所という激動の日々でした。ようやく爺さんにとって念願の自宅への帰宅となりました。帰宅後の爺さんは1カ月のうち2週間を自宅、残り2週間をショートステイとして介護施設で過ごすことになりました。
到着した爺さんは、私と妹、ヘルパーさんらが「おかえり」といって迎えると、「おぅ」と一言。続けてケアマネジャーさんが「ご気分は?」と声を掛けると、爺さんの目はみるみるうちに潤み、「感無量‼」と言って泣いたのでした。

次回は 2026年6月15日(月)  第35話「プロの技」午前10時頃更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』 第33話「賽は投げられた」

『爺さんとふたり』 第33話「賽は投げられた」

2026/05/15

日照時間が随分と長くなり、まっすぐ家に帰るのがもったいなく感じてついつい寄り道をしています。
そんなある日、寄り道先の野菜直売所に「山菜の女王」と言われるコシアブラがありました。とても良い香りがしていたので迷わず購入。山菜の調理法を知らなかったので、ネットで検索すると豚肉と炒めると美味しいとのこと。レシピ通りに作ったら、これが、確かに美味!
春を感じられたひと時でした。

さて前回は…

在宅看護を決心したものの、24時間ひとりで看るのはやはり厳しいと悩む私に、ケアマネジャー、主治医、訪問看護師らから「介護施設のショートステイ制度を組み合わせてみては?」という提案が。1か月の半分ほどを施設、半分を自宅で、というものでした。その方向で決定したものの、更なる課題が。それは、在宅介護での最大の難関、早朝と深夜のヘルプでした。ヘルパー派遣を行う訪問介護事業所は増加しているとはいえ、早朝、深夜のヘルパー派遣を行っているところはほとんどありませんでした。
万策尽きかけていたところ、訪問介護事業所へ片っ端から連絡を入れていたケアマネジャーが、ついに引き受け先を見つけてくれました。まさに「天の助け!」でした。
こうして、爺さんを自宅で看る態勢が整ったのでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第33話「賽は投げられた」

をお送りいたします。





いかがでしたでしょうか

寝たきりの爺さんを自宅で介護するー。そんな私の決意を支援するため、訪問看護をしてくれる診療所、二か所の訪問介護ヘルパーステーション、在宅入浴サービスの担当事業所、ショートステイで使用する施設と介護用品レンタル事業所の計六事業所、そしてケアマネジャーと主治医が自宅に集まりサービス利用会議が開かれました。その協力態勢は有難く、心強いものでしたが、いよいよ未知なる世界に飛び込む緊張感が私を襲ってきたのも事実でした。
しかし、賽は投げられました。爺さんが居心地よく過ごせる療養部屋もなんとか整いました。
そしてついに、爺さんの介護施設から自宅への引っ越しの日が。

次回は 2026年6月1日(月)  第34話「感無量!!」午前10時頃更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』第32話 天の助け

『爺さんとふたり』第32話 天の助け

2026/05/01

街が爽やかな新緑へと変わり始めた今日この頃。まるで夏のような日差しに、昨年の
酷暑を思い出す方も多いと思います。
暑さで体調を崩さないよう、適度に運動、食事、そして睡眠と、季節の変化にあわせ
て体調を整えていくことが私の目標です。

さて、前回は…

ホームを退所しなければならないことになり、「新たな施設を探す」か、「在宅での
介護」かの選択に迫られました。どちらにしても険しい道のり。頭を抱える私に、訪
問看護師Hさんがこんな言葉をかけてくれました。
「在宅介護でもやれると思いますよ。私たちが全面的に協力します。後はあなたの気
持ちだけですよ」
この言葉に背中を押され、私は爺さんを家に連れて帰ることを決心したのでした。い
よいよリアル介護の日々の始まりでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第32話「天の助け」

をお送りいたします。




いかがでしたでしょうか

「家に連れて帰る」と決心したものの、「ひとりで介護できるのか」と、不安は募るばかりでした。考え抜いた結果、出した結論は「家族は心の支えに、実際の介護はプロに任せよう」というもの。
とはいえ、24時間ひとりで在宅介護はやはり厳しい…。悩む私に、ケアマネジャー、主治医、訪問看護師らから「介護施設のシュートステイ制度を組み合てみては?」という提案が。1か月の半分ほどを施設、半分を自宅で、というものでした。異存はありませんでした。
心は決まったものの、在宅介護での最大の難関は早朝と深夜のヘルプでした。ヘルパー派遣を行う訪問介護事業所は増加しているとはいえ、早朝、深夜のヘルパー派遣を行っているところはほとんどありませんでした。万策尽きかけていたところ、「残るはここだけ」とケアマネジャーが連絡をした最後の事業所から、なんと「お受けいたします」という返事。「まさに天の助け!」でした。
こうして、爺さんを自宅で看る態勢が整ったのでした。

次回は 2026年5月15日(金)  第32話「賽は投げられた」午前10時頃更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』第31話 家へ帰ろう

『爺さんとふたり』第31話 家へ帰ろう

2026/04/15

 桜が咲き誇る今日この頃。入学式や入社式など新たなスタートを切った方々、おめでとうございます。
 自分も何か新しいことにチャレンジしようと思いましたが…春眠暁を覚えず。やる気を夢のなかに忘れてしまう毎日です。

さて、前回は…

順調だった爺さんのホームでの生活が、ひと月もたたないうちに岐路に立たされたお話でした。爺さんの命をつないでいた胃ろうによる経管栄養摂取の取り扱いが、施設の運営会社から問題視されたのでした。私に突きつけられたのは「訪問看護を連日にするか、できない場合は施設を退所していただく」という厳しいものでした。
解決に向けて話し合いを続けたものの、結果は「退所」の方向へ。


本日は、

『爺さんとふたり』 第31話「家へ帰ろう」

をお送りいたします。




 いかがでしたでしょうか。

ホ―ムを退所しなければならないことになり、行く道は2つに分かれました。一つは「新たな施設を探す」。もう一つは「在宅での介護」。どちらにしても険しい道のりに思えました。頭を抱える私に、O先生と共に働く訪問看護師Hさんがこんな言葉をかけてくれました。
「在宅介護でもやれると思いますよ。私たちが全面的に協力します。後はあなたの気
持ちだけですよ」
この言葉に、私は爺さんを家に連れて帰ることを決心したのでした。リアル介護の日々の始まりでした。

次回は 2026年5月1日(金)  第32話「天の助け」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!


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『爺さんとふたり』第30話 終の棲家とならず

『爺さんとふたり』第30話 終の棲家とならず

2026/04/01

桜の開花予想の中で「600℃の法則」という法則を最近よく耳にします。

【600℃の法則】とは…
2月1日以降の最高気温の合計が600℃に達すると開花とするというもの。

東京のソメイヨシノは3月17日(火)が開花予定だったそうです。皆様がお住いの地域の桜はいかがですか?

さて、前回は…

有料老人ホームへ入所してから、手厚い看護・介護のおかげで爺さんはぐんぐん元
気になっていきました。コールひとつで介護スタッフが駆けつけてくれ、夜中でもおむつの交換や話し相手にニコニコと対応してくれることも爺さんの心を安定させているようでした。
しかし、他の入居者にとって爺さんの度重なるコールはストレス。向かいの部屋の婦人から「コールしたり騒いだりしてうるさくて眠れない」というクレームを受けてしまったのでした。
そんな矢先、「経管栄養の取り扱いは、これ以上できない」と施設側からまさかの申し出が。

本日は、

『爺さんとふたり』 第30話「終の棲家とならず」

をお送りいたします。






いかがでしたでしょうか。

「訪問看護を一日の休みのないように利用していただくか、施設を出ていただくほ
かはありません」

順調にきていた爺さんのホームでの生活はひと月もたたないうちに岐路に立たされてしまった。入所当初から胃ろうによる経管栄養をどうするか、という課題を主治医やケアマネージャー、施設管理者と私で話し合っていたのだが、施設を経営する会社本部から「ダメ」が出てしまったのだ。爺さんを元気にしてくれた胃ろうが介護の現場では足かせとなり、家族や介護現場を悩ませているのが現実だった。

話し合いを続けたものの、経営本部の決定は覆らなかった。

次回は 2026年4月15日(水)  第31話「家へ帰ろう」午前10時頃 更新予定です。

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『爺さんとふたり』第29話 コール魔

『爺さんとふたり』第29話 コール魔

2026/03/15

カレンダーを見ればもう「春分の日」。しかし、天気予報を見るとまだ「雪マーク」。
やっと春が来たかと思えば、冬に舞い戻り、今度はあっという間に夏の日差しに変わってしまうー。もう少しゆっくり春の訪れを味わいたいところです。

さて、前回は…

治療が中心の病院から介護が中心の自宅近くにある有料老人ホームに落ち着いた爺さん。ホームでのケアのひとつである訪問入浴が優れモノで、爺さんは全身をキレイさっぱり、お肌もツヤツヤ。頬にほんのり赤みが差したピカピカの寝たきり老人になりました。
充実したケアのおかげで爺さんの体調は目に見えて良くなっていきましたが、同時に爺さんの要求はエスカレート。施設内でいろいろと問題が出てきてしまったのでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第29話「コール魔」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

有料老人ホームへ入所してから、手厚い看護のおかげで爺さんはぐんぐん元気になっていきました。コールひとつで介護スタッフが駆けつけてくれ、夜中でもおむつの交換や話し相手にニコニコと対応してくれることも爺さんの心を安定させているようでした。
しかし、他の入居者にとって爺さんの度重なるコールはストレス。向かいの部屋の婦人から「コールしたり騒いだりしてうるさくて眠れない」というクレームを受けてしまったのでした。
そんな矢先、「経管栄養の取り扱いは、これ以上できない」と施設側からまさかの申し出が。

次回は 2026年4月1日(水)  第30話「終の棲家とならず」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』第28話 ピカピカの寝たきり老人

『爺さんとふたり』第28話 ピカピカの寝たきり老人

2026/03/01

順調に満開になりつつある白梅の花を見たかと思えば、春の陽気を通り越した夏日とスギ花粉を大量に運んでくる強風。これでは服装も鼻も追いつきません。

さて、前回は…

入院生活半年以上を経て、住宅型有料老人ホームへ入所する日を迎えました。
爺さんは当初、硬い表情をしていましたが、個室を自室のような雰囲気に仕上げたころには口数も増え、表情も柔らかくなっていました。
私はというと、部屋作りのあとに押し寄せてきたホームのスタッフやケアマネージャーとの打ち合わせ、O医師の往診の対応などに疲れ果てていました。
爺さんをホームに残し、帰路についた私は「何とか、ここでうまくいきますように…」と平穏な日々の訪れを願わずにはいられませんでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第28話「ピカピカの寝たきり老人」

をお送りいたします。



いかがでしたでしょうか。

治療が中心の病院から介護が中心の自宅近くにある有料老人ホームに落ち着いた爺さん。ホームでのケアのひとつである訪問入浴が優れモノで、爺さんは全身をキレイさっぱり、お肌もツヤツヤ。頬にほんのり赤みが差したピカピカの寝たきり老人になりました。
その他、二週間に一度の往診や、床ずれ防止エアマットに車いすレンタルなど、充実したケアのおかげで爺さんの体調は目に見えて良くなっていきました。
しかし、体調の回復と共に爺さんの要求はエスカレート。施設内でいろいろと問題が出てきてしまったのでした。

次回は 2026年3月15日(日)  第29話「コール魔」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

 

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『爺さんとふたり』第27話 いよいよホームへ

『爺さんとふたり』第27話 いよいよホームへ

2026/02/15

春色がにわかに動きはじめたように思われる昨今、皆様どうお過ごしでしょうか。
雪が解けて安心するのも束の間、今度は花粉の時期になりますね…
雪の冷たさや春の日差しの温かさをゆっくりじっくり味わいたい、そんな日々です。

さて、前回は…

希望していた住宅型有料老人ホームへは、O先生が主治医を引き受けてくださったことで入所が叶い、退院も本決まりとなりました。
そのO先生との打ち合わせの席で「終末期をどう迎えさせたいか」と問われた私は、
悩み迷いながらも「回復の見込みがあるならば病院へ、そうでなければ、延命だけの
治療は考えていません」と伝えました。私が願っていたのは、爺さんが不安や苦しみ
のない、出来れば楽しい時間をできるだけ多く過ごせることでした。
そして、ついに、退院と老人ホーム入居の日がやってきました。

本日は、

『爺さんとふたり』 第27話「いよいよホームへ」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

入院生活半年以上を経て、住宅型有料老人ホームへ入所する日を迎えました。
爺さんははじめ硬い表情していましたが、個室を自室のような雰囲気に仕上げたころには口数も増え、表情も柔らかくなっていました。
私はというと、部屋作りのあとに押し寄せてきたホームのスタッフさんやケアマネージャーとの打ち合わせ、O医師の往診の対応など対応に疲れ果てていました。
爺さんをホームに残し、帰路についた私は「何とか、ここでうまくいきますように…」と平穏な日々の訪れを願わずにはいられませんでした。

次回は 2026年3月1日(日)  第28話「ピカピカの寝たきり老人」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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