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『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

2025/03/15

 

勝手なことを言う爺さんに腹が立ったり、好奇心に笑ったり、服用薬にてんやわんやしたりと、慌ただしくも楽しい日常を爺さんとふたりで過ごしていました。

築94年の家を大リフォームし、家も気持ちも新たに、再びてんやわんやの日常を送れるとばかり思っていた矢先のこと「悪夢」の幕開けとなってしまいます。

ナント、爺さんが部屋で転倒。

それがきっかけで、プレ介護からリアル介護へと。

どの家庭でも起こり得る小さな事故は、爺さんの日常を大きく変えて行くことになるのです…

本日は、

『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

をお送りいたします。

 

いかがでしたでしょうか。

爺さんのいつもの元気な口調に、まぁ大丈夫だろう、と思っていたのですが…まさかここから本格的な介護の始まりとなろうとは、この時は予想もしていませんでした。

次回は 4月1日(土)  第9話「あふれ出たモノ」午前10時頃 更新予定予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』 第7話 「爺さんはコドモ以下」

『爺さんとふたり』 第7話 「爺さんはコドモ以下」

2025/03/01

春が来た…!

と思わせてくれるような。そんなホカホカの陽気に誘われて、散歩の道のりをついつい長くしてしまいます。

近場の梅林からは白梅の香り。地面からはフキノトウの頭がひょっこり。公園では子ども達がきゃーきゃーと嬉しそうな声を上げながら半袖で駆け回る。

同時に花粉も大量に飛散しておりますが…皆様お元気でしょうか。

前回の「爺さんはワフウ」は、タートルネックを徳利セーターと言ったり、週刊誌の広告に書かれた横文字に知的好奇心をくすぐられたりと、爺さんのお茶目な一面を見ることが出来ました。

そして本日は、

『爺さんとふたり』 第7話 「爺さんはコドモ以下」

をお送りいたします!

 

ご飯の時間にとにかくウルサイ爺さんのために、主人公「私」の日々の苦労は計り知れず…

献立から買い出し、片付けまで一手に引き受けてこなす毎日。

ある日の昼食にそれは起こりました…

 

『爺さんとふたり』 第7話 「爺さんはコドモ以下」いかがでしたでしょうか。

声を掛けるにしたってもうちょっと気が遣えないもんかな~などなど思ってしまいますが…これが爺さん。

 

さてさて次回は、3月15日(土)  第8話「悪夢の始まり」午前10時頃 更新予定予定です。

「私」にとって、とうとう、リアルな介護の幕開けとなります。

次回の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』 第6話 「爺さんはワフウ」

『爺さんとふたり』 第6話 「爺さんはワフウ」

2025/02/15

2月も中旬。

立春も過ぎたので、そろそろ春一番が吹く頃合いかしら…

と、思っていたら雪がシンシンと積もる真冬日に凍える毎日です。

 

さて、前回の『爺さんとふたり』は「高齢者の薬の飲みすぎにはくれぐれもご用心!」といった内容。

まさか薬が原因だったとは…そして、爺さんの妄想に振り回されていった大人たち。

過ぎてしまえば、笑える爺さんの日常のひとコマでした。

 

そして本日は、

『爺さんとふたり』 第6話 「爺さんはワフウ」

をお送りいたします!

 

大正生まれの爺さんは横文字に弱い。

ところがある日爺さんの目に、新聞に載っていた週刊誌の広告に目が留まるが、しかし。ローマ字なので爺さんには読めない…!

そんな日々の漫画です。

では、どうぞ~

 

 

 


『爺さんとふたり』 第6話 「爺さんはワフウ」いかがでしたでしょうか。
ネコの風邪を心配してくれてありがとう!と思いつつ、どこまでも和風スタイルに思わずクスッと笑えてしまうところが、さすが『爺さん』だなぁ~

さてさて次回は、3月1日(土)  第7話「爺さんはコドモ以下」午前10時頃 更新予定予定です。

次回の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

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『爺さんとふたり』 第5話 「ボケはどっち?」

『爺さんとふたり』 第5話 「ボケはどっち?」

2025/02/01

 

2月に入りからっ風と寒さが一段と厳しくなって参りました。

二十四節気では2月3日が春の始まりを意味する【立春】となりますが、今年は【立春寒波】が襲来し、平野部でも積雪が予想されるとかなんとか…

聞いているだけで体が冷え込む今日この頃。

本日は

『爺さんとふたり』 第5話 「ボケはどっち?」

が公開となります!

第4話にて、爺さんは真夜中に突然「俺の部屋に泥棒が居る」など様々な事を訴えてきて、妄想だとわかってもその話す内容に、主人公「私」をひどく驚かせてきました。

その原因は認知症ではなく、「服用中の薬の量が原因なのではないか?」という医師の診断を受けたのです。

この時、爺さんが服用していた薬の数は9種類以上あったとか…


今回は、その医師の診断を受けてからのお話。

医師から「まずは薬の量を減らしてみよう」という診断を受け、実行したとある日の事件の話です。

では、どうぞ~


 


 

『爺さんとふたり』 第5話 「ボケはどっち?」いかがでしたでしょうか。

ちょっとヒヤッとしますが、いつもの爺さんっぷりにクスッと笑って頂ければうれしいです。

次回は、2月15日(土)  第6話「爺さんはワフウ」午前10時頃 更新予定予定です。

次の爺さんはどんなことをしてくれるのか…是非!お楽しみに!!

 

 

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『爺さんとふたり』第4話「爺さんがクルッタ」

『爺さんとふたり』第4話「爺さんがクルッタ」

2025/01/15

早いもので、2025年も3週間が過ぎました。

皆様、元気にお過ごしでしょうか。

挨拶回りなど、年始の慌ただしさもまだまだ落ち着かない日々かと思いますので、ちょっとした休憩時間に『爺さんとふたり』をご一読いただけましたら嬉しいです。

『爺さんとふたり』第4話「爺さんがクルッタ」

始まりますよ~~!!

 

今回のお話は、爺さんによって真夜中に起こされた主人公の私。

その理由は「泥棒が居る」というもの。

びっくりして「大変だ!警察に通報しなくちゃ!」と着の身着のまま「泥棒が居る」という部屋に向かうが…

爺さんと私の運命やいかに…!!

 

第4話「爺さんがクルッタ」はいかがでしたでしょうか。

泥棒も怖いが、体調を良くしてくれるはずの薬が原因かも?というのも怖いですね。

どうか皆様も風邪やインフルエンザなどにお気をつけて、寒さに負けずしっかりホカホカと身体を温め休めてご自愛ください。

次回 第5話「ボケはどっち?」 2025年2月1日(土) 午前10時頃 更新予定です。

『爺さんとふたり』を、これからもどうぞよろしくお願いします!!

 

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『爺さんとふたり』 第3話「爺さんはウルサイ」

『爺さんとふたり』 第3話「爺さんはウルサイ」

2025/01/01

新年あけましておめでとうございます

昨年より連載が始まりました『爺さんとふたり』も3話目となりました。
こうして皆様に読んで頂けますこと、心より感謝申し上げます。「泣いて笑って」爺さんとの日々を描き続けたいと思います。

今年もご満足いただけるようメノキ書房一同気持ちを新たに頑張ります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、『爺さんとふたり』2025年最初の投稿は

第3話「爺さんはウルサイ」 です。

父と同居を始めた頃我が家では、午後4時頃になると流れてくる音楽があるのです…

それは…「時代劇のテーマ曲」!

誰もが一度は聞いたことがあるだろう、あの曲やこの曲。

主人公である「私」は、時代劇が嫌いなわけでも音楽が嫌いなわけでもない。

しかし、爺さんが観るとなると違ってくるのである。

それは何故なのか…是非あなたの目で確かめて頂ければと思います

第3話「爺さんはウルサイ」はいかがでしたでしょうか。
爺さんが楽しんでいるのならば良いとは思うのですが…せめてもう少しだけ音量を下げて頂きたい…いや、補聴器が先かしら…
そんなこんなで、今回も爺さんは絶好調です!
次回 第4話「爺さんがクルッタ」 2025年1月15日(水) 午前10時頃 更新予定です。
改めまして、2025年もどうぞよろしくお願いいたします!!

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謹賀新年 2025年元旦

2025/01/01

新年あけましておめでとうございます。


 昨年は、介護エッセイ『爺さんとふたり プレ介護とリアル介護の日々』を群馬県在住の漫画家兼イラストレーター・ワニマックスさんに漫画化していただき、12月より毎月2回掲載を始めました。今年も爺さんの面白可笑しいエピソードが続々登場します。ブログとX(旧twitter)でどうぞ‼
 そして、メノキ書房の柱である絵本の新作を今年出版します。タイトルは『おそとねこ』。野良猫ちゃんの心の叫びを切なく、温かく描きます。

自費出版も請負っておりますので、お気軽にご相談ください。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

メノキ書房(株)代表 立木寛子

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『爺さんとふたり』 第2話「爺さんはワガママ」

『爺さんとふたり』 第2話「爺さんはワガママ」

2024/12/15
お待たせいたしました!

『爺さんとふたり』第2話「爺さんはワガママ」

をお届けいたします!
東京から群馬県前橋市に帰ってきた「私」に待ち受けていたもの…
それは爺さんとの日々。同居生活は静かで穏やかなもの…と思いきや!
1話目の「爺さんはコギタナイ」でご存知の通り、賑やかで騒がしい毎日。
更に追い打ちをかけるような本日の「爺さんはワガママ」をどうぞお楽しみください。
以上で、第2話「爺さんはワガママ」となります。
いかがでしたでしょうか。
このテンションのまま、第3話「爺さんはウルサイ」へ続きます!
次回は、2025年1月1日の更新予定です。
今年も大変お世話になりました。
来年も引き続きどうかよろしくお願い致します。

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『爺さんとふたり』祝☆漫画化!本日より連載スタート!

『爺さんとふたり』祝☆漫画化!本日より連載スタート!

2024/12/01

  

        

本日より連載がスタートしました、『爺さんとふたり ~泣いて笑ってプレ介護とリアル介護の日々~』

題名の通り介護のお話なのですが、苦労話ばかりではなく、せっかちでワガママ更に口下手でちょっと涙もろい「爺さん」とフリーライターでちょっと夜型な「私」との「泣いて笑える」日々の暮らしを描いております。

原作はメノキ書房㈱代表取締役である、立木寛子。それを、群馬県在住漫画家兼イラストレーター ワニマックスが漫画化し、ブログとX(旧Twitter)にて毎月2回更新して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

本日は記念すべき 第1話「爺さんはコギタナイ」を掲載!

 

東京でフリーライターに従事していた主人公「私」がなぜ、群馬県前橋市に舞い戻り「爺さん」と二人暮らしをすることになったのか…

 

登場人物紹介も是非ご一読くださ~い!

        

     
     

 

本日はここまで!

第2話「爺さんはウルサイ」は2024年12月15日頃更新します。

「コギタナイ」の次は「ウルサイ」…どんな爺さんとの日々なのか…どうかお楽しみに♪

 

原作が気になりましたら、HPの『ショップ』よりご購入できます。

こちらも是非!宜しくお願い致します。

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詩人・谷川俊太郎さんが11月13日に旅立たれました。

2024/11/20


谷川さんには感謝してもしきれない御恩があります。



谷川さんに、発刊直前の絵本『みえなくなった ちょうこくか』の帯に載せる推薦文を頼んでみようと思い立ったのは2022年初夏のことでした。刷り上がったばかりの絵本のゲラと、立木寛子、三輪途道の著書、同絵本を作るに至った経緯や推薦文寄稿のお願い等を書いた手紙を谷川さんの事務所に図々しく送付しました。

当時の出版母体は、視力を失った彫刻家の三輪を代表とする一般社団法人メノキでした。三輪が、「見えなくなって見えてきたものを社会に還元したい」という思いで立ち上げた一社メノキの中の出版部門としてメノキ書房はスタートしていました(2023年8月株式会社として独立)。この時の唯一の頼りは、一社メノキメンバーで元上毛新聞社出版局の富澤隆夫。彼は同新聞社在職中に谷川さんと仕事をしたことがあったのでした。その縁に賭けました。

ダメで元々、返事が来たら奇跡、と思っていたところ、なんと、数日後に谷川さんから推薦文が送られてきました。

夢のような展開に心が躍りました。

絵本『みえなくなった ちょうこくか』は無事出版され、新聞を中心とするメディアが取り上げてくれたこともあり、上々のスタートを切ることができました。谷川さんが寄せてくださった推薦文の力が大きかったことは言うまでもありません。





一度手をつないだ人の手は絶対離さない、をモットーにしています。

一社メノキから独立した出版社・メノキ書房の第一作は谷川さんと三輪の本と決めていました。

何度かやり取りをしているうち、谷川さんから「三輪さんの作品を見たい」とのお話があったため、三輪の粘土を使ったレリーフ作品の画像と実物一点をお送りしたところ「かべとじめん」というイメージがわきましたと、17の一行詩をくださいました。
順番はどのようにでもしてください、との言葉も添えられていました。

 

この谷川さんの詩に三輪が燃えました。詩から浮かび上がるイメージを次々と作品にしていき、トータルでレリーフ30作品以上を制作しました。その中から17作品を選び、詩とコラボさせ2023年9月『かべとじめん』は完成しました。

 

「タテに見れば壁、ヨコに見れば地面、という単純な発想から生まれた詩画集です。壁と地面の材質感を、触覚的に三輪さんが造形してくれたのでうれしく思います」

谷川さんがあとがきに寄せてくださった言葉です。



―かべがかなしみを ふせいでくれる   ―このかべのむこうで おおぜいがさけんでいるー

 

           

詩画集『かべとじめん』はページをめくるたび、さまざまな景色を見せ、それぞれの世界に連れて行ってくれます。戦場にいる人々の様子に思いを馳せることもありました。そんなときは、常に平和を願う谷川さんの心の底にあるものに触れたような気がします。

読みかえすたび、いつも違った物語が展開していきます。



谷川さん、素敵な詩をありがとうございました。



詩画集が完成した直後に、お礼とご挨拶を兼ねて面会を申し出たのですが、夏場の暑さと新型コロナ感染症がまだ心配される状況であったことからお会いすることが叶わず、「いつの日か」と思っておりましたが、実現する前のお別れとなってしまいましたこと、本当に心残りです。



私も三輪も、出来ることならもう一度谷川さんと一緒に本をつくりたいと思っておりました。もう望みをかなえることはできなくなりましたが、『かべとじめん』は残りました。



谷川さん、本当にありがとうございました。どうぞ、ゆっくり お休みください。



ご縁に感謝しております。





2024年11月19日  メノキ書房㈱ 代表取締役  立木 寛子

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