お知らせ

Information
『爺さんとふたり』 第15話 「魔物?か…」

『爺さんとふたり』 第15話 「魔物?か…」

2025/07/15

噂によると…まだ梅雨は明けていないとか。
そして台風が接近しているとかで、防災セットを確認する頻度が上がっている頃かと思います。
湿気で思考が鈍りますが、頑張りましょう。

さて、前回は人工呼吸器を装着した爺さんのお話でした。
装着した初日は不安からくる緊張感で眠れなかった夜。そして、もう長くないだろう、と思った友人や親戚たちがお見舞いに来る日々。いつその日が来るのか…と考えていた私だった。

さて本日は、

『爺さんとふたり』 第15話 「魔物?か…」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

ある日突然人工呼吸器が外されていてビックリ。聞けば「肺の状態が回復した」とのこと。そこから、本当に生死の境を彷徨っていたのか?と疑いたくなるほどの回復力。久し振りの会話が「税金は?」というのがまたビックリ!流石、爺さん。と言わざるを得ない。

次回は 8月1日(金)  第16話「奇跡の回復」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第14話 「器械に生かされる毎日」

『爺さんとふたり』 第14話 「器械に生かされる毎日」

2025/07/01

梅雨は明けてしまったのか…?
夏本番を前に猛暑日が続いておりますが、皆様は熱中症・脱水症状の対策は万全でしょうか。
水分・塩分補給も大事ですが、日々の食事や睡眠も十分に摂ってこの夏を乗り切りましょう。

前回は、誤嚥性肺炎による呼吸困難に陥り、先生に治療をお願いしたところ『人工呼吸器の装着』を提案される。しかし問題がある。それは『一度着けると簡単には外せなくなる』ということだった。主人公の私は長年取材してきた終末医療の知識と爺さんの『なるべく長生きしたい』という希望をもとに、『人工呼吸器の装着』という決断をするのだった…

さて本日は、

『爺さんとふたり』 第14話 「器械に生かされる毎日」

をお送りいたします。

 

いかがでしたでしょうか。

呼吸が出来ない、という危機を『人工呼吸器を装着』することで生きている爺さん。この光景を私と妹で見守るも、「もう長くないだろう」と察した親戚や知人が見舞いに来てくれる日々。私も、いつその日が来てもいいよう覚悟しなければ。そう思っていたのに…

次回は 7月15日(火)  第15話「魔物?か…」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第13話 「人工呼吸器につながれて」

『爺さんとふたり』 第13話 「人工呼吸器につながれて」

2025/06/15

6月10日に関東も梅雨入りしまして、昨年より11日早いそうです。
とうとう湿気との戦いが始まりました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

前回は、大腿骨骨折をもっと大きな病院で診てもらおうと転院し、そこでの診断結果が「何もしない」という現状維持。整形外科から内科へ移動しそこでほぼ寝たきりの生活を送っていた矢先、今度は食事が気管へながれ肺に入ったことで「誤嚥性肺炎」を起こしてしまいました。またも命の危機が迫ったのでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第13話 「人工呼吸器につながれて」

をお送りいたします。



 

いかがでしたでしょうか。

命の危機にさらされ続ける爺さん。いくら予備知識や取材で経験談を聞いていても、いざ目の前で身内がその時を迎えると、どうしていいのかわからなくなります。
何が正しいのか。本人の意思は。今後の介護や入院費は…。
走馬灯のように流れますが、決断しなければなりません。

次回は 7月1日(日)  第14話「器械に生かされる毎日」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

絵本『みえなくなった ちょうこくか』に曲が付きました。

絵本『みえなくなった ちょうこくか』に曲が付きました。

2025/06/11

この度、絵本『みえなくなった ちょうこくか』に曲が付きました。
ジャンルはピアノバラードです。
絵本の文を歌詞に直し、それを曲にしました。
ピアノの洗練された静かな音楽に、女性ボーカルの透明感のある歌声が、耳に 心に 響きます。

是非一度聞いてみてください。

あなたの「みえる」ってなんですか?

みえなくなった ちょうこくか (ピアノバラード) :YouTube




歌詞は、下へスクロールしますとご覧頂けます。





みえなくなった ちょうこくか (ピアノバラード) 歌詞
 The Blind Sculptor © 著作表記
作詞:立木寛子
作曲/イメージ/ビデオ:Thomas Gantz (ASCAP) / Gantaro Music 2025 All Rights Reserved.

みる、ってなんだろう
みえる、ってなに?

いま あたしのめのまえはひかりがあるだけ
みる、って みえるってなに?

木のちょうこくをしていたあたし
ちょうこくかが あたし
じゅうねん にじゅうねん 木をほっていたあたし
でも
だんだん だんだん せかいがくらくなってきた
じぶんのせかいが うすくなってきた
そして あるあさ めのまえはひかりだけになった

あたしは 木をてばなした
ほるどうぐを たなにしまった

木はほれなくなった けれどあたしはあたし
みえなくなった けれどあたしはあたし
あたしはちょうこくか
せかいにあふれる たましいを
あたしの手で かたちにしたい

みえていたときのかたち
みえなくなってからのかたち
どちらも おなじ
どちらも あたし
みえなくても みえるんだよ
こころで みているよ

ねえ
みる、ってなんだろう
みえる、ってどんなこと?

あたしは みえなくなった ちょうこくか

みる、ってなんだろう
みえる、ってなに?

いま あたしのめのまえはひかりがあるだけ
みる、って みえる、ってなに?

木のちょうこくをしていたあたし
このときまでは すべてがみえていた
山も海も
木も花も
犬も猫も
お母さんの顔も お父さんの手も こどものえがおも
たいせつなひとのなみだも
みんな みんな みえていた
でも
あるあさ めのまえは ひかりだけになった

みえなくなったあたし
だけど
だれかのてだすけがあれば
いままでどおり あるくことができる
だから
かわいそうだと おもわないで

木をほっていたあたし
ねんどで 好きなかたちをつくるようになったあたし
つくりおわったきもちは おなじ
つくりたくなるきもちも おなじ
たましいは おなじ

ねえ
みる、ってなんだろう
みえる、ってどんなこと?

あたしは みえなくなった ちょうこくか 

もっと読む

谷川俊太郎さんの「お別れの会」

谷川俊太郎さんの「お別れの会」

2025/05/19

昨年11月に亡くなった詩人の谷川俊太郎さんの「お別れの会」が5月12日東京都内で行われました。

 

 

弊社刊・詩画集『かべとじめん』は谷川さん最晩年の作品となりました。この
日は弊社編集者・富澤隆夫が参加、谷川さんと縁のある約560人の方々と別れを惜
しみました。

 

「お別れの会」は谷川さんと親しかった方々による心温まるスピーチ、谷川さんのご家
族によるお話や詩の朗読など詩人・谷川俊太郎を送るにふさわしいひとときでした。


詩画集『かべとじめん』は弊社の宝物となりました。記念品の「別れの詩集」も素敵です。ご冥福をお祈りいたします。

もっと読む

『爺さんとふたり』 第12話 「誤嚥性肺炎」

『爺さんとふたり』 第12話 「誤嚥性肺炎」

2025/05/15

立夏を迎えてますます山や野原、畑には草木が生い茂り空にはつばめが舞う賑やかな季節になって参りました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

前回は、転倒して骨折した左足大腿骨をどのように治療するのが良いか…と医師と相談していたら、まさかの「いつ亡くなってもおかしくない状態」宣言を受け、私はますます混乱し悩んでおります…

本日は、

『爺さんとふたり』 第12話 「誤嚥性肺炎」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

日々忙しく生活していると2か月はあっという間だなあと、思うのですが…

爺さんにとっての2か月は、生死の境を綱渡り状態で渡っているかのような毎日だった。

自宅で転んだと思ったら転げ落ちるようにあっという間に危篤状態になってしまったのです。

次回は 6月15日(日)  第13話「人工呼吸器につながれて」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第11話 「手術不能」

『爺さんとふたり』 第11話 「手術不能」

2025/05/01

春はいずこへ…一足も二足もはやい夏日を感じつつ。5月突入!

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

前回は、「1週間の入院」と思っていたら爺さんの容体が悪化。更に病院で転倒からの大腿骨骨折、というジェットコースターのような速さで変化していく日々。

本日は、

『爺さんとふたり』 第11話 「手術不能」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

骨折の手術は果たして出来るのか。
手術の内容にも爺さんのことを考えて悩みまくった私。

しかし…手術する以前の問題に唖然としてしまった…

次回は 5月15日(木)  第12話「誤嚥性肺炎」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第10話 「寝たきり、突入」

『爺さんとふたり』 第10話 「寝たきり、突入」

2025/04/15

先月は春から冬へ、を繰り返していたのに、昨今は春から夏に…

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

前回は、爺さんの入院生活が始まったと思ったら、主人公 私が絶句するほどの事をしでかしたり…まだまだいつものせっかちでわがままな爺さんでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第10話 「寝たきり、突入」

をお送りいたします。

いかがでしたでしょうか。

まさか、入院先の病院で骨折からの寝たきり突入するとは…

全くの予想外であり、本格的な介護を覚悟する出来事となりました。「痛ぇんだい…」とつぶやく爺さんの姿を目の当たりにし、ショックを受ける私でした。

次回は 5月1日(木)  第11話「手術不能」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第9話 「あふれ出たモノ」

『爺さんとふたり』 第9話 「あふれ出たモノ」

2025/04/01

春が来たと喜んでは冬に逆戻り。

二分咲きの桜を眺めながら、このまま春は来ないのでは…と、そう思わざるを得ない寒さに身を縮こませております。

前回爺さんは部屋で転倒し、坐骨神経痛を発症してしまいます。

今回は、坐骨神経痛の治療のために入院した整形外科病院での出来事。

入院しても、爺さんは爺さんでした。

本日は、

『爺さんとふたり』 第9話 「あふれ出たモノ」

をお送りいたします。

 

いかがでしたでしょうか。

じっとしてれば乾くとはいえ…寝ている時は背中が冷えるだろうにというかなんというか…おねしょをしてしまった子供のように頑固な態度をみると

「まだまだ爺さんは元気だな」と思ってしまいます。

次回は 4月15日(火)  第10話「」午前10時頃 更新予定予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む

『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

2025/03/15

 

勝手なことを言う爺さんに腹が立ったり、好奇心に笑ったり、服用薬にてんやわんやしたりと、慌ただしくも楽しい日常を爺さんとふたりで過ごしていました。

築94年の家を大リフォームし、家も気持ちも新たに、再びてんやわんやの日常を送れるとばかり思っていた矢先のこと「悪夢」の幕開けとなってしまいます。

ナント、爺さんが部屋で転倒。

それがきっかけで、プレ介護からリアル介護へと。

どの家庭でも起こり得る小さな事故は、爺さんの日常を大きく変えて行くことになるのです…

本日は、

『爺さんとふたり』 第8話 「悪夢の始まり」

をお送りいたします。

 

いかがでしたでしょうか。

爺さんのいつもの元気な口調に、まぁ大丈夫だろう、と思っていたのですが…まさかここから本格的な介護の始まりとなろうとは、この時は予想もしていませんでした。

次回は 4月1日(土)  第9話「あふれ出たモノ」午前10時頃 更新予定予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!

もっと読む