見えない人、見えにくい人、見える人、その誰もが楽しめる本を多くの人に届けたい―これがメノキ書房の願いです。障害の有無にかかわらず誰でもが読書を楽しめる、そんな社会を実現するための一助となりたいと考えています。
メノキの「メ」は「目」であり「芽」です。「キ」は木。木の芽を吹かせ、心の目を育てあげていきます。
当社では書店などの流通も視野に入れた自費出版(エッセイ、自叙伝、歌集、句集、写真集など)の制作のほか、文章作りの手助け、リライト作業などの相談もお受けしています。
メノキ書房
デジタル優先の時代、あえて紙の媒体にこだわり出版社を立ち上げました。本を手に持ち、一枚一枚ページをめくる。紙の質感に触れ、インキの匂いを嗅ぎながら言葉が紡ぐさまざまな世界をワクワクしながら楽しんでいただきたい―それがメノキ書房の願いです。好きなもの、伝えたいものを、愚直に、わがままに作り続けていきたいと思っています。短い言葉で想像の羽をどこまでも広げられる絵本を中心に、障害を持つ人も持たない人も、誰でもが読書を楽しめる書籍の出版を息長く続けていきたいと願っています。
新着情報
『爺さんとふたり』第28話 ピカピカの寝たきり老人
順調に満開になりつつある白梅の花を見たかと思えば、春の陽気を通り越した夏日とスギ花粉を大量に運んでくる強風。これでは服装も鼻も追いつきません。
さて、前回は…
入院生活半年以上を経て、住宅型有料老人ホームへ入所する日を迎えました。
爺さんは当初、硬い表情をしていましたが、個室を自室のような雰囲気に仕上げたころには口数も増え、表情も柔らかくなっていました。
私はというと、部屋作りのあとに押し寄せてきたホームのスタッフやケアマネージャーとの打ち合わせ、O医師の往診の対応などに疲れ果てていました。
爺さんをホームに残し、帰路についた私は「何とか、ここでうまくいきますように…」と平穏な日々の訪れを願わずにはいられませんでした。
本日は、
『爺さんとふたり』 第28話「ピカピカの寝たきり老人」
をお送りいたします。



いかがでしたでしょうか。
治療が中心の病院から介護が中心の自宅近くにある有料老人ホームに落ち着いた爺さん。ホームでのケアのひとつである訪問入浴が優れモノで、爺さんは全身をキレイさっぱり、お肌もツヤツヤ。頬にほんのり赤みが差したピカピカの寝たきり老人になりました。
その他、二週間に一度の往診や、床ずれ防止エアマットに車いすレンタルなど、充実したケアのおかげで爺さんの体調は目に見えて良くなっていきました。
しかし、体調の回復と共に爺さんの要求はエスカレート。施設内でいろいろと問題が出てきてしまったのでした。
次回は 2026年3月15日(日) 第29話「コール魔」午前10時頃 更新予定です。
『爺さんとふたり』第27話 いよいよホームへ
春色がにわかに動きはじめたように思われる昨今、皆様どうお過ごしでしょうか。
雪が解けて安心するのも束の間、今度は花粉の時期になりますね…
雪の冷たさや春の日差しの温かさをゆっくりじっくり味わいたい、そんな日々です。
さて、前回は…
希望していた住宅型有料老人ホームへは、O先生が主治医を引き受けてくださったことで入所が叶い、退院も本決まりとなりました。
そのO先生との打ち合わせの席で「終末期をどう迎えさせたいか」と問われた私は、
悩み迷いながらも「回復の見込みがあるならば病院へ、そうでなければ、延命だけの
治療は考えていません」と伝えました。私が願っていたのは、爺さんが不安や苦しみ
のない、出来れば楽しい時間をできるだけ多く過ごせることでした。
そして、ついに、退院と老人ホーム入居の日がやってきました。
本日は、
『爺さんとふたり』 第27話「いよいよホームへ」
をお送りいたします。




いかがでしたでしょうか。
入院生活半年以上を経て、住宅型有料老人ホームへ入所する日を迎えました。
爺さんははじめ硬い表情していましたが、個室を自室のような雰囲気に仕上げたころには口数も増え、表情も柔らかくなっていました。
私はというと、部屋作りのあとに押し寄せてきたホームのスタッフさんやケアマネージャーとの打ち合わせ、O医師の往診の対応など対応に疲れ果てていました。
爺さんをホームに残し、帰路についた私は「何とか、ここでうまくいきますように…」と平穏な日々の訪れを願わずにはいられませんでした。
次回は 2026年3月1日(日) 第28話「ピカピカの寝たきり老人」午前10時頃 更新予定です。
『爺さんとふたり』第26話 終末期を見据えて
2月。ほぼ毎日最低気温を更新し、降雪予報に戦々恐々としなから、乾燥注意報とインフルエンザ流行の話題でもちきりですが、皆様元気にお過ごしでしょうか。
最近は山での大規模火災が頻繁に起きているので、火の元の用心をさらに用心していこうと思います。
さて、前回は…
退院後、住宅型有料老人ホームへの入居が決まったものの、主治医を見つけなければ折角の入居許可も水の泡…。私は、連日の施設探しに疲れ果てつつ、ライターの仕事で出会ったとある先生に一縷の望みを賭けて連絡しました。そして、ようやく爺さんの主治医が決まったのでした。
本日は、
『爺さんとふたり』 第26話 「終末期を見据えて」
をお送りいたします。



いかがでしたでしょうか。
希望していた老人ホームへは、O先生が主治医を引き受けてくださったことで入所が
叶い、退院も本決まりとなりました。
そのO先生との打ち合わせの席で「終末期をどう迎えさせたいか」と問われた私は、
悩み迷いながらも「回復の見込みがあるならば病院へ、そうでなければ、延命だけの
治療は考えていません」と伝えました。私が願っていたのは、爺さんが不安や苦しみ
のない、出来れば楽しい時間をできるだけ多く過ごせることでした。
そして、ついに、退院と老人ホーム入居の日がやってきました。
次回は 2026年2月15日(日) 第27話「いよいよホームへ」午前10時頃 更新予定です。
書籍商品
メノキ ギャラリー
Menoki Galleryメノキ書房とかかわりの深いアーティストの作品を紹介、販売します。 第一弾として、メノキ書房刊 詩画集『かべとじめん』の原画を販売します。
