『爺さんとふたり』第30話 終の棲家とならず

2026/04/01

『爺さんとふたり』第30話 終の棲家とならず

桜の開花予想の中で「600℃の法則」という法則を最近よく耳にします。

【600℃の法則】とは…
2月1日以降の最高気温の合計が600℃に達すると開花とするというもの。

東京のソメイヨシノは3月17日(火)が開花予定だったそうです。皆様がお住いの地域の桜はいかがですか?

さて、前回は…

有料老人ホームへ入所してから、手厚い看護・介護のおかげで爺さんはぐんぐん元
気になっていきました。コールひとつで介護スタッフが駆けつけてくれ、夜中でもおむつの交換や話し相手にニコニコと対応してくれることも爺さんの心を安定させているようでした。
しかし、他の入居者にとって爺さんの度重なるコールはストレス。向かいの部屋の婦人から「コールしたり騒いだりしてうるさくて眠れない」というクレームを受けてしまったのでした。
そんな矢先、「経管栄養の取り扱いは、これ以上できない」と施設側からまさかの申し出が。

本日は、

『爺さんとふたり』 第30話「終の棲家とならず」

をお送りいたします。






いかがでしたでしょうか。

「訪問看護を一日の休みのないように利用していただくか、施設を出ていただくほ
かはありません」

順調にきていた爺さんのホームでの生活はひと月もたたないうちに岐路に立たされてしまった。入所当初から胃ろうによる経管栄養をどうするか、という課題を主治医やケアマネージャー、施設管理者と私で話し合っていたのだが、施設を経営する会社本部から「ダメ」が出てしまったのだ。爺さんを元気にしてくれた胃ろうが介護の現場では足かせとなり、家族や介護現場を悩ませているのが現実だった。

話し合いを続けたものの、経営本部の決定は覆らなかった。

次回は 2026年4月15日(水)  第31話「家へ帰ろう」午前10時頃 更新予定です。

次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!
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