『爺さんとふたり』第35話「プロの技」
台風上陸や梅雨入りなど季節は移り、もう6月。1年の半分があっという間に過ぎようとしています。
この時期、思い起こすのは正月に立てた目標です。「今年こそは」と意気込むものの、毎年ほぼ達成出来ていません。毎度「あと半年もあれば達成できるだろう」という甘い考えが頭をよぎるのです。今年はその考えを打破すべく、ハードルを下げた目標を立てたものの、いまだ達成していません。気が付けは12月、という事態だけは避けたいので、今日からチャレンジ!
さて前回は…
約10カ月の間、入院、骨折、寝たきり、危篤、人工呼吸器装着からの復活、退院、老人ホーム入所という激動の日々を乗り超えた爺さんが、ようやく念願の帰宅を果たしたお話でした。在宅介護になった爺さんは、1カ月のうち2週間を自宅、残り2週間をショートステイとして介護施設で過ごすことになりました。
施設から自宅へ到着した爺さん、ケアマネジャーさんから「ご気分は?」と声を掛けられると、「感無量‼」と言って泣いたのでした。
本日は、
『爺さんとふたり』 第35話「プロの技」
をお送りいたします。


いいかがでしたでしょうか
とうとう始まった在宅介護。身体的介護は「プロ」であるヘルパーや看護師に任せ、精神的な支援は「家族」である私が担う、という形になりました。
しかし、日中と夜間のヘルパーさんが居ない時間帯は基本的に私が一人で対応しなくてはなりません。この時間帯での主な仕事はオムツ交換。
オムツの世話をした経験がない独身の私にとっては、まさに「未知の世界」。在宅介護に切り替えることを躊躇した理由の一つも、オムツケアでした。とはいえ、腹を括らねばなりません。まずは、ヘルパーさんのケアの様子を観察させてもらうことにしました。
施設などでは通常、尿取りパットだけ交換して終わり、となるのですが、ヘルパーさんは違いました。シーツを濡らすことなく、局所をお湯で洗い流してくれるのでした。その手際の良さは、まさに「プロの技」でした。
次回は 2026年6月15日(月) 第36話「父の暴走」午前10時頃更新予定です。
次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!
