『爺さんとふたり』第40話「裏ワザ」
昨年のような厳しい残暑を覚悟していましたが、最近は秋の長雨とでも言うような豪雨続きです。台風と線状降水帯が連日発生し、川が氾濫。少し前は水不足とニュースで騒がれ干上がったダムの底をテレビで見かけたばかりだったのに、今やなみなみと水を湛えている。ちょっと出かけるときも、災害にあった時の対応を頭に入れておいて、せめて己の身は己で守ろうと思います。
さて、前回は…
睡眠剤の使用に試行錯誤した結果、爺さんの生活は落ち着き、私が夜間に起こされることはなくなりました。
以後、爺さんの一日はほぼこのようにして過ぎていきました。
午前5時→早朝介護 ヘルパーKさん オムツ交換が中心。
午前7時→私が爺さんの体調観察。
午前9時→訪問介護ステーションUさん オムツ交換から胃ろうを介しての朝食、口腔ケア。
日中→訪問入浴や訪問介護。私と妹でオムツ交換などをするときも。
夕方→訪問介護ステーションUさん 胃ろうでの夕食。口腔ケアなど。Uさんは看護師の資格があるので胃ろうによる経管栄養管理ができます。
午後10時→ヘルパーKさん オムツ交換が中心。私は眠剤の投与。
この夜間のオムツ、翌朝までの長時間使用に対応するためのすごい裏ワザがあったのです。
本日は、
『爺さんとふたり』 第40話「裏ワザ」
をお送りいたします。


いかがでしたか?
長時間のオムツ交換ができない時間帯への裏ワザ。それは前出の看護師さんの技で、尿漏れ対策の完璧を目指すものでした。「尿取りパッドの真ん中にハサミで穴をあけて、穴の後ろ側からペニスを通してパッドでくるむようにしておくと、まず漏れません」。
その通りにしてみると…翌朝本当に1滴も漏れていなかったのです。この話をケアマネジャーUさんにしたところ、「お爺さんのは立派だから」とのこと。怪訝な顔の私に、Uさんは言いました。「オムツ生活が長くなると、ペニスが小さくとぐろを巻いたようになってしまうのよ」。どこにあるのかわからなくなるほどだそうです。
堂々とした爺さんの「健在」ぶりは、流石…?
次回は 2026年10月1日(木) 第41話「スーパーヘルパー」午前10時頃更新予定です。
次の『爺さんとふたり』もぜひ!楽しみにお待ちください!
