『爺さんとふたり』第27話 いよいよホームへ
春色がにわかに動きはじめたように思われる昨今、皆様どうお過ごしでしょうか。
雪が解けて安心するのも束の間、今度は花粉の時期になりますね…
雪の冷たさや春の日差しの温かさをゆっくりじっくり味わいたい、そんな日々です。
さて、前回は…
希望していた住宅型有料老人ホームへは、O先生が主治医を引き受けてくださったことで入所が叶い、退院も本決まりとなりました。
そのO先生との打ち合わせの席で「終末期をどう迎えさせたいか」と問われた私は、
悩み迷いながらも「回復の見込みがあるならば病院へ、そうでなければ、延命だけの
治療は考えていません」と伝えました。私が願っていたのは、爺さんが不安や苦しみ
のない、出来れば楽しい時間をできるだけ多く過ごせることでした。
そして、ついに、退院と老人ホーム入居の日がやってきました。
本日は、
『爺さんとふたり』 第27話「いよいよホームへ」
をお送りいたします。




いかがでしたでしょうか。
入院生活半年以上を経て、住宅型有料老人ホームへ入所する日を迎えました。
爺さんははじめ硬い表情していましたが、個室を自室のような雰囲気に仕上げたころには口数も増え、表情も柔らかくなっていました。
私はというと、部屋作りのあとに押し寄せてきたホームのスタッフさんやケアマネージャーとの打ち合わせ、O医師の往診の対応など対応に疲れ果てていました。
爺さんをホームに残し、帰路についた私は「何とか、ここでうまくいきますように…」と平穏な日々の訪れを願わずにはいられませんでした。
次回は 2026年3月1日(日) 第28話「ピカピカの寝たきり老人」午前10時頃 更新予定です。
